実は3つある「キール」|社名の由来とちょっといい話|株式会社キール

実は3つある「キール」── 社名に込めた意味と、ちょっといい話

SUMMARY 記事のまとめ

「キール」という言葉には、実はいくつもの顔があります。船を支える背骨、地域に愛されたカクテル、そして英語に宿る「安定させる」という響き。本記事は少し趣向を変えて、弊社の社名「キール」に込めた想いを、3つの「キール」になぞらえてお話しする、肩の力を抜いた読み物です。

いつもは保険やリスク管理の話をお届けしていますが、今回は少しだけ寄り道を。弊社の名前「キール」について、お話しさせてください。

お客様とお話ししていると、時々こんな会話になります。「キールさんって、お酒のキールと同じ名前ですよね」。そうなんです。実は「キール」という言葉には、いくつもの意味があります。そして不思議なことに、そのどれもが、弊社が大切にしている想いとどこかで重なっているのです。今日は、3つの「キール」をご紹介します。

1つめのキール ── 船を支える「竜骨」

POINT

弊社の社名の由来は、船底を貫く背骨のような構造材「キール(竜骨)」です。船に安定をもたらし、横風を受けても前へ進む力に変える役割を担っています。

これが、弊社の社名の由来となった本命の「キール」です。キール(Keel)とは、船底を縦に貫く、背骨のような構造材のこと。船の最も基礎となる部分で、船全体を支える大黒柱のような存在です。

このキールには、とても大切な役割があります。それは、横風を受けても船を転覆させず、むしろ前へ進む力に変えること。帆に受けた風の力を、キールがしっかりと受け止めることで、船は風に流されることなく、目指す方向へ進んでいけるのです。逆風さえも、推進力に変えてしまう——それがキールの働きです。

弊社の代表は、学生時代にヨットに親しんだ経験から、この「キール」という言葉に特別な想いを抱いていました。企業経営も、航海によく似ています。順風満帆の時もあれば、思いがけない向かい風に見舞われる時もある。そんな時、企業にとっての「キール」でありたい——逆風の中でも事業を支え、前へ進む力に変える存在でありたい。その願いを込めて、「株式会社キール」と名づけました。弊社のフィロソフィー「向かい風を、推進力へ。」は、まさにこのキールの働きそのものなのです。

2つめのキール ── 地域を愛したカクテル「Kir」

POINT

カクテルの「キール(Kir)」は、フランス・ブルゴーニュ地方のある市長の名にちなみます。地元の特産品を広めようとした、地域への愛から生まれたお酒です。

お客様からよく言われる「お酒のキール」。これも素敵な物語を持つ「キール」です。

カクテルの「キール(Kir)」は、白ワインにカシスのリキュールを少し加えた、美しい色合いのお酒です。食前酒として世界中で親しまれていますが、その名前の由来をご存じでしょうか。実はこの名前、フランス・ブルゴーニュ地方ディジョンの、ある市長の名前にちなんでいると言われています。

その市長フェリックス・キール氏は、地元ブルゴーニュの特産品であるカシスと白ワインを、公式の席で来賓に振る舞ったと伝えられています。地元の産品を愛し、それを広めようとした地域への想いが、やがてこのカクテルの名として定着していったのです。一杯のお酒の背景に、地域を盛り上げたいという物語があるわけです。

この逸話は、弊社の姿勢ともどこか重なります。弊社は神奈川県大和市に拠点を置き、地元・神奈川県央の企業の皆さまを支えることを使命としています。地域に根ざし、地域とともに前へ進む。カクテル「キール」に込められた地域への愛は、弊社が大切にしたい想いと、静かに響き合っているように感じるのです。

3つめのキール ── 「安定させる」という響き

POINT

英語の「keel」には、船の竜骨という意味に加えて、「安定を保つ」「落ち着いた状態」を連想させる使われ方があります。揺れの中でバランスを取り戻すイメージです。

3つめは、少し言葉のお話です。英語の「keel」には、船の竜骨という意味から派生して、「安定」や「落ち着き」を連想させる使われ方があります。たとえば英語には “on an even keel”(直訳すれば「水平なキールで」)という表現があり、これは「物事が安定している、平静を保っている」といった意味で使われます。

荒れた海でも、キールがしっかりしていれば船は大きく傾かず、やがてバランスを取り戻す。そんなイメージから、「揺れの中でも安定を保つ」という意味合いが、この言葉には宿っているのです。

これもまた、弊社がお客様に提供したい価値そのものです。事業を営んでいれば、予期せぬ事故や災害、トラブルといった「揺れ」は避けられません。そんな時に、慌てず、傾きすぎず、落ち着いて対処できる状態をつくっておく。リスクに備えることは、経営に「安定(even keel)」をもたらすことだと、弊社は考えています。

3つのキールが教えてくれること

船を支える竜骨、地域を愛したカクテル、そして安定を保つという響き。3つの「キール」を並べてみると、不思議と一つの方向に重なっていきます。

  • 竜骨のキール ── 逆風を受け止め、前へ進む力に変える
  • カクテルのキール ── 地域を愛し、地域とともに歩む
  • 言葉のキール ── 揺れの中でも、安定を保つ

「支える」「前へ進める」「安定をもたらす」「地域とともにある」——これらはすべて、弊社が企業の皆さまに対して果たしたい役割そのものです。社名を決めた時には3つすべてを意識していたわけではありませんが、こうして振り返ってみると、「キール」という言葉には、弊社の進むべき道がはじめから込められていたのかもしれません。

弊社、株式会社キールは、ISO31000基準のリスクコンサルティングを強みとする、神奈川県大和市の法人専門の保険代理店です。お客様の事業に潜むリスクを可視化し、最適な備えをご提案することで、経営という航海を支える「キール」でありたいと考えています。

いつもは少し堅い話が多いですが、今回はブランドの裏話にお付き合いいただき、ありがとうございました。次にカクテルの「キール」を見かけた時、あるいは港で船を見かけた時、弊社のことを少しだけ思い出していただけたら嬉しく思います。これからも、皆さまの「向かい風を、推進力へ」。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 社名の「キール」は、どの意味から名づけたのですか?

弊社の社名は、船底を貫く背骨のような構造材「キール(竜骨)」に由来しています。キールは船に安定をもたらし、横風を受けても転覆させず、むしろ前へ進む力に変える役割を担っています。代表が学生時代にヨットに親しんだ経験から、この「逆風を推進力に変える」という働きに着想を得て名づけました。本文でご紹介したカクテルや英語の語感は、後から振り返って「弊社の想いと重なるな」と気づいたものですが、いずれも「支える・前へ進める・安定をもたらす」という弊社の価値観に通じています。

Q2. フィロソフィー「向かい風を、推進力へ。」には、どんな意味がありますか?

このフィロソフィーは、社名の由来である「キール(竜骨)」の働きをそのまま表したものです。ヨットは、向かい風をそのまま受けると進めませんが、キールと帆の働きによって、横からの風の力を前へ進む推進力に変えることができます。企業経営も同じで、予期せぬ事故や災害、賠償といった「向かい風」は避けられませんが、正しく備え、適切に対処すれば、それを乗り越えて前進する力に変えられると弊社は考えています。逆風を恐れて立ち止まるのではなく、備えを土台に前へ進む。その想いを込めた言葉です。

Q3. キールはどのような企業を対象にしていますか?

弊社は神奈川県大和市に拠点を置く、法人専門の保険代理店です。建設業・警備業・資金調達フェーズのベンチャー企業をはじめ、中小企業全般のお客様を対象に、ISO31000基準のリスクコンサルティングと最適な保険のご提案を行っています。地域に根ざし、神奈川県央エリアの企業の皆さまを中心にお支えすることを使命としています。「自社にどんなリスクがあるかわからない」「いまの保険で十分か不安」といったご相談を、初回無料にて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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ABOUT THE AUTHOR 執筆者

真下 恭徳 (株式会社キール 代表取締役)
2017年三井住友海上火災保険入社、神奈川県央エリアの専属プロ代理店を担当。2021年AIG損害保険入社、横浜支店ICAとして中小企業のリスクコンサルティングに従事。2026年株式会社キール(KEEL Co.,LTD)を設立。専門的なリスクコンサルティングを通じて、中小企業の経営の推進力となるリスク管理を提供している。