パスポート紛失・盗難時の対応と再発給の流れ

パスポート紛失・盗難時の対応と再発給の流れ|株式会社キール
SUMMARY

海外でのパスポート紛失・盗難は、旅行者に起こりやすいトラブルの一つです。パニックになりがちですが、やるべきことの順番は決まっています。警察への届け出 → 大使館・総領事館での手続き → 帰国に間に合わせる。この記事では、いざという時に慌てないための対応の流れと、日本にいるうちにできる準備を、わかりやすくまとめます。🛂

この記事の要点(3行)
  • まず警察へ届け出て「盗難・紛失証明書」を受け取ります。
  • 次に日本大使館・総領事館へ。再発給か、帰国用の「渡航書」を申請します。
  • 出発前に顔写真ページのコピーと予備写真を準備しておくと、手続きが早い。

まず落ち着いて。やることの順番は決まっている 🧭

POINT

紛失・盗難に気づいたら、「警察 → 大使館・総領事館」の順で動きます。順番を知っていれば、慌てずに済みます。

パスポートをなくすと動揺しますが、対応の流れはほぼ決まっています。まず現地の警察に届け出て証明書をもらい、次に日本大使館・総領事館で手続きをします。焦って順番を飛ばすと二度手間になるため、まずは深呼吸して、一つずつ進めましょう。

STEP1:警察に届け出て「証明書」をもらう 🚓

POINT

盗難・紛失証明書(ポリスレポート)は、この後の手続きに必要です。必ず受け取っておきます。

最寄りの警察署で、パスポートの紛失・盗難を届け出ます。ここで発行される「盗難・紛失証明書」は、大使館での手続きや、旅行の備え(保険)を使う際に必要になることがあります。地域によっては発行してもらえないこともあるため、その場合は届け出た日時・場所・担当者などを記録しておきます。

STEP2:大使館・総領事館で手続きする 🏛️

POINT

「新しいパスポートの再発給」か「帰国のための渡航書」か。帰国日までの時間で選びます。

手続きこんな時に特徴
帰国のための渡航書数日以内に帰国したい日本へ直接帰る片道に使える。比較的早く発給される
パスポートの新規発給旅行を続ける・時間がある通常のパスポートを再取得。発給に日数がかかる

どちらの手続きにも書類が必要です。次で紹介します。なお、正確な必要書類や手数料は国によって異なるため、渡航先の在外公館(大使館・総領事館)の案内で確認してください。

手続きに必要なもの 📄

POINT

証明写真・本人確認書類・紛失届などが必要です。出発前にコピーと予備写真を準備しておくと、格段にスムーズです。

  • 📷
    証明写真(数枚)|規格に合うもの。予備を持っておくと安心です。
  • 🪪
    本人確認・国籍確認の書類|運転免許証や戸籍謄本など(手続きにより異なります)。
  • 📝
    紛失一般旅券等届出書|大使館で記入します。盗難・紛失証明書があると手続きが早まります。
  • 💴
    手数料|現地通貨で必要になります。

日本にいるうちにできる「3つの準備」 🎒

POINT

コピー・予備写真・連絡先メモ。この3つを用意しておくだけで、万一のときの動きが何倍も早くなります。

  • 📄
    顔写真ページのコピー|紙とスマホの両方に。原本とは別の場所に保管します。
  • 📷
    予備の証明写真|規格に合うものを数枚。現地で撮る手間が省けます。
  • 📞
    大使館・総領事館の連絡先|渡航先の在外公館の場所と電話を控えます。外務省「たびレジ」への登録もしておくと安心です。

備えの一言:思わぬ費用にどう備えるか 🛡️

POINT

再発給の費用や、帰国が延びた分の宿泊費など、予定外の出費が出ることも。備え方の一つに「リスクの移転」があります。

パスポートの紛失・盗難では、再発給の手数料だけでなく、手続きで帰国が延びた場合の宿泊費や交通費など、予定外の出費が出ることがあります。こうした費用に備える方法の一つとして、海外旅行保険などによる「リスクの移転」があります。補償の対象や条件は契約によって異なるため、出発前に、盗難やパスポート関連の費用が含まれるかを確認しておくと安心です。

まとめ|準備しておけば、紛失も「想定内」にできる 🌍

パスポートの紛失・盗難は、起きてしまうと大ごとに感じますが、対応の流れは決まっています。「警察 → 大使館」の順番を知り、コピーと予備写真を用意しておけば、万一のときも落ち着いて動けます。準備が、いざという時のあなたを守ります。

向かい風を、推進力へ。——予期せぬ紛失という向かい風も、準備があれば、旅を立て直す推進力に変えられます。

✓ パスポート紛失・盗難 備えチェックリスト
  • 顔写真ページのコピーを紙・スマホの両方に用意したか(原本と別保管)
  • 規格に合う予備の証明写真を数枚持ったか
  • 渡航先の大使館・総領事館の場所と連絡先を控えたか
  • 外務省「たびレジ」に登録したか
  • 盗難・紛失時の費用に備える方法を確認したか
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よくあるご質問(FAQ)

Q. パスポートをなくしたら、まず警察と大使館のどちらへ行けばいいですか?
まず警察です。現地の警察で紛失・盗難を届け出て「証明書」を受け取り、そのうえで日本大使館・総領事館へ向かいます。証明書は大使館の手続きや保険の申請で必要になることがあるため、先に取得しておくとスムーズです。
Q. 帰国便が迫っています。新しいパスポートは間に合いますか?
通常のパスポート発給には日数がかかるため、帰国便に間に合わないことがあります。その場合は「帰国のための渡航書」を申請します。これは日本へ直接帰るために使える書類で、比較的早く発給されます。まずは大使館・総領事館に事情を伝えて相談してください。
Q. コピーがあれば、手続きは早くなりますか?
はい、顔写真ページのコピーがあると、本人確認や旅券番号の照会がスムーズになり、手続きが早くなることが多いです。紙とスマホの両方に保存し、原本とは別の場所に保管しておくと安心です。予備の証明写真もあわせて用意しておくと、さらに安心です。

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真下 恭徳(ました やすのり)
株式会社キール 代表取締役

三井住友海上・オリックス生命・AIG損保を経て、2026年に株式会社キールを創業。ISO31000基準のリスクコンサルティングを軸に、企業と個人の「防げる損失」を未然に防ぐ備えづくりを支援。神奈川県央エリアを中心に活動し、海外渡航の備えに関する情報発信を行っています。