健康経営優良法人、申請して終わりではない──申請料・資料の保存・認定後のロゴまで
- 健康経営優良法人2027の申請受付は10月16日に締め切られました。申請後は、11月上旬頃に届く請求書の支払い(12月31日15時まで)が最初の手続きです。入金が確認できないと審査は行われません。
- 申請した取り組みを説明できる資料は、申請期間の最終日から2年間保存し、求められたら1週間以内に出す必要があります。
- 内定は2027年2月下旬頃、発表は2027年3月の予定です。認定されたら、ロゴは申請不要で使えますが、使い方に決まりがあります。ロゴの更新はできず、毎年の認定が必要です。
10月16日、健康経営優良法人2027(中小規模法人部門)の申請受付が締め切られました。申請を終えた会社にとっては、ひと区切りです。ただ、申請はゴールではありません。支払い、資料の保存、認定後のロゴの使い方、そして来年の準備。申請のあとにも、押さえておきたいことがあります。
この記事では、健康経営優良法人認定事務局の「申請のポイント(申請手引書)」と、経済産業省のロゴマークに関するFAQをもとに、申請後の流れを整理します。申請前の最終確認の続編です。
1. 申請後の日程
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年11月上旬頃 | 申請料(15,000円、税込16,500円)の請求書が、マネーフォワードケッサイ株式会社から届く |
| 2026年12月31日(木)15時 | 申請料の振込期限。入金が確認できない場合、審査は行われない |
| 2027年2月下旬頃 | 内定 |
| 2027年3月 | 健康経営優良法人の発表。審査結果は申請書に記入したメールアドレスに届く |
| 2027年4月中旬頃 | 評価結果の送付 |
2. 申請料の支払いで気をつけること
請求書は、申請書に記入した担当者の連絡先に送られます。手引書には、次のような注意点があります。
- 二重払いに注意:請求書の送付方法で「郵送とメールの両方」を選んだ場合、請求書が2通届きます。支払うのは1通だけです。
- 振込手数料は申請者の負担です。
- 担当者が変わったら連絡:申請後に担当者が変わった場合は、変更後の情報を認定事務局に連絡するよう求められています。連絡先に誤りがあると、請求書や審査結果が届きません。
3. 審査中も、資料はすぐ出せる状態に
手引書は、申請で回答した各項目の取り組みを説明できる資料を、申請期間の最終日から2年間保存し、提出を求められた場合は1週間以内に対応するよう求めています。追加の確認では、選んだすべての選択肢について、その内容を確認できる資料の提出が求められます。期限までに出せない場合は、不認定や認定の取り消しになります。
申請の熱が冷めないうちに、次のような資料を設問ごとにまとめておきましょう。
- 健康宣言の文書と、社内に周知したことが分かるもの(掲示の写真、配布した文書など)
- 推進計画と、担当者を任命した記録
- 健診の受診率の集計と、受診を勧めた通知
- ストレスチェックの実施記録(本人への結果通知まで)
- 研修や施策の案内、参加の記録
- 受動喫煙対策の状況が分かるもの(喫煙場所の写真など)
4. 認定されたら──ロゴの使い方
経済産業省のロゴマークに関するFAQによると、認定法人であれば、ロゴの使用に申請は不要です。従業員、求職者、取引先などに企業情報を紹介する目的に限り、名刺、求人広告、自社の採用ページなどに広く使えます。一方で、次のような使い方は認められていません。
- 自社の商品やサービスの品質を保証しているように見える使い方
- 年度の記載のないロゴの使用や、年度を消すなどの改変
- 使用期間を過ぎたロゴの使用
- 認定法人リストに名称が載っていないグループ会社などでの使用
使用期間は、ロゴに記載された西暦の年度に限られます。「2027」のロゴなら、2027年度末(2028年3月31日)までです。期限を迎えたロゴを印刷済みの名刺は使い切ってよいとされていますが、期限前に大量に印刷して保管することは控えるよう求められています。
5. 来年に向けて、今から始めること
2027認定では、2025年4月1日から申請日までに実施した内容が実績の対象でした。認定に使える実績は、申請日までに実施したものに限られます。今年申請した会社も、今年は見送った会社も、来年に向けた準備は今日から始まっています。2028認定の要件や期間は、公表を確認しながら進めましょう。
自社の現在地は、当社の健康経営優良法人 認定要件チェックリストで確認できます。認定要件の項目に答えるだけで、満たしている項目と足りない項目が分かります。登録は不要です。
よくある質問
請求書は11月上旬頃に、マネーフォワードケッサイ株式会社から、申請書に記入した担当者の連絡先へ送られます。記入した住所やメールアドレスに誤りがあると届きません。申請後に担当者が変わった場合は、認定事務局に連絡するよう求められています。届かない場合は、認定事務局に問い合わせてください。
従業員、求職者、取引先などに企業情報を紹介する目的に限り、名刺、求人広告、自社の採用ページなどに広く使えます。使用の申請は不要です。ただし、自社の商品やサービスの品質を保証しているように見える使い方はできません。年度の記載のないロゴは使えず、年度を消すなどの改変もできません。
ロゴは、記載されている西暦の年度に限って使えます。たとえば「2027」のロゴなら2027年度末(2028年3月31日)までです。ロゴの更新はできず、毎年認定を受ける必要があります。
2027認定では、2025年4月1日から申請日までに実施した内容が実績の対象でした。認定に使える実績は申請日までに実施したものに限られるため、健康宣言への参加、担当者の任命、健診とストレスチェックの実施など、今から実績を積み始めることが準備になります。2028認定の要件や期間は、公表を確認してください。
出典:健康経営優良法人認定事務局「健康経営優良法人2027 中小規模法人部門 申請のポイント(申請手引書)」(令和8年8月)、ACTION!健康経営「中小規模法人部門の申請」「認定ロゴの取り扱いについて」、経済産業省「健康経営優良法人認定法人におけるロゴマーク使用に関するFAQ」。本記事は一般的な情報提供を目的とするもので、認定を保証するものではありません。最新の情報は必ず公式の公表をご確認ください。「健康経営®」はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。

